ジオラマの世界

2010年8月28日土曜日

ジオラマの歴史

ジオラマのはじまり

19世紀初頭の話。フランス人で風景画家で後に写真発明家となったルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが、画家ジャック=ルイ・ダヴィッドの弟子シャルル・マリ・プートンと共に、「ジオラマ」と名づけたのが最初。


ここにミニチュアの立体的芸術が誕生した。

箱の中に風景画と物を置き、その箱の窓から中を覗くと、本当に風景が広がっているかのように錯覚させる見せ物として発明された。

明治時代に日本に入ってき、その当時は大きな人気をよんだ。明治時代に流行したものではあるが、今でもジオラマ(ミニチュア模型)の根強いファンは多い。

ジオラマは、人の心や情操を癒してくれるこれからの時代の芸術である。

2010年8月26日木曜日

ジオラマの魅力

模型趣味の中では、かなりマニアックなジャンルに属すると思われがちなジオラマ。

ところが、マニア以外の方にこそジオラマは、身近なジャンルなのです。



マニア以外の方はジオラマ完成情景を見るとその情景に関連づいた、いろいろな思い出がよみがえります。

ジオラマが「立体心象写真」である所以だと言われるように、旅行によく行く女性や人生経験豊富なお年寄りなどまったくのジオラマ作成初心者が、はまってしまうようです。

2010年8月23日月曜日

ジオラマを観る楽しみ・飾る楽しみ

未来のトレンド、美術品のひとつにジオラマが登場する。


ジオラマは芸術のひとつであり、文化のひとつだと思う。

最近ドイツから輸入した部品でジオラマを作成した。



あまりにも細かい細工がされており、製作のプロに作成してもらった。

ジオラマ(オーダーメイドジオラマ)が完成した。

使用している人形は、ドイツのプライザー社製です。



極小だが精密に出来ているので、人形それぞれの表情が伺える。

独自のストーリーを創造できる楽しみが味わえます

2010年8月21日土曜日

ジオラマを造る楽しみ

自分で模型を造ってみたい、という方は団塊の世代を中心に年々増えています。子育てが終わってようやくできた時間に、あるいは退職後の趣味として模型を造って楽しんでらっしゃいます。




懐かしの昭和30年代、昭和レトロと呼ばれる風景を再現される方が多いようで、この間もテレビで、自分たちの住んでいる町のジオラマをお年寄りが集まって造っているのを見た。



完成品は、地元の小学校に寄付するそうだ。作成者は、子ども達にも住んでいる町のすばらしさを忘れないでほしいという願いの達成と、ジオラマ作成に集まるお年寄りは一人暮らしが多いのでジオラマ作成によって交流できるという2つの利点がある。

ジオラマのすごさは、造る楽しみかもしれない。

しかし、いきなり難易度の高いジオラマはおすすめできない。

簡単なものからの作成をおすすめします。

2010年8月20日金曜日

ジオラマ材料

ジオラマ作成の際、部品選びは重要だ。


ドイツのプライザー社製の人物模型は、世界でも指折りと言えよう。



未塗装のものと塗装済みのものがあるが、塗装済みの模型は、一人一人の仕草や表情まで精巧にできているので、情景にこの人形模型を加えれば、より完成品に表情が増します。

何時間見ていても飽きませんよ。

箱庭について

実はジオラマ=箱庭です。日本では箱庭という文化があります。


箱庭(はこにわ)とは、小さな、あまり深くない箱の中に、小さな木や人形のほか、橋や船などの景観を構成する様々な要素のミニチュアを配して、庭園や名勝など絵画的な光景を模擬的に造り、楽しむものです。

日本には、ジオラマが入る前、江戸時代後半から明治時代にかけて流行した。しかし、盆栽同様、年寄りじみた、ひなびた趣味とみなされがちになってきていた。

日本で箱庭文化がふたたび注目されたのは、河合隼雄らを中心とする心理学者の一派によって、箱庭の形成を通じた心の動きが注目されたからである。

彼らはユング心理学の「砂遊び療法」の中に日本の箱庭遊びと同様の構造を発見し、箱庭療法として発展させた。

箱庭療法は当初、主に子ども用のセラピーとして使用された。

その理由として、子供や思春期の人間は複雑な概念や言語の構成が苦手であり、どちらかというと、遊びや象徴的な表現の中で、自己表現をすることが多く非言語的な手法による治療は有意義との意見がある、しかし、その後、子供だけでなく、広く精神障害を持つ患者に使用されている。

また、世界的に日本ほど、箱庭療法が急速かつ、広範に普及した例はないといわれている。日本は、すごい国ですね。

模型鉄道ジオラマ

鉄道模型ファンは、多い。

2007年に鉄道模型のジオラマとしては日本最大(面積200m²)の鉄道博物館が開館しました。

横幅約25m奥行き約8m、約200㎡の地形模型にHOゲージ(在来線1/80、新幹線1/87)の鉄道模型を敷設したジオラマです。

軌道総延長約1,400mのレール上を最大20編成まで車両の走行が可能です。当館の保有車両数は約600両です。


ファンのみならず魅力的ですね。