ジオラマの世界

2010年8月20日金曜日

箱庭について

実はジオラマ=箱庭です。日本では箱庭という文化があります。


箱庭(はこにわ)とは、小さな、あまり深くない箱の中に、小さな木や人形のほか、橋や船などの景観を構成する様々な要素のミニチュアを配して、庭園や名勝など絵画的な光景を模擬的に造り、楽しむものです。

日本には、ジオラマが入る前、江戸時代後半から明治時代にかけて流行した。しかし、盆栽同様、年寄りじみた、ひなびた趣味とみなされがちになってきていた。

日本で箱庭文化がふたたび注目されたのは、河合隼雄らを中心とする心理学者の一派によって、箱庭の形成を通じた心の動きが注目されたからである。

彼らはユング心理学の「砂遊び療法」の中に日本の箱庭遊びと同様の構造を発見し、箱庭療法として発展させた。

箱庭療法は当初、主に子ども用のセラピーとして使用された。

その理由として、子供や思春期の人間は複雑な概念や言語の構成が苦手であり、どちらかというと、遊びや象徴的な表現の中で、自己表現をすることが多く非言語的な手法による治療は有意義との意見がある、しかし、その後、子供だけでなく、広く精神障害を持つ患者に使用されている。

また、世界的に日本ほど、箱庭療法が急速かつ、広範に普及した例はないといわれている。日本は、すごい国ですね。

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